リーフチェック田辺・沖ノ島西 (紀伊半島) (2018) 調査結果

調査地点名紀伊半島 田辺 西崎サンゴ(沖ノ島西) (和歌山県)
調査日2018/10/13
チームリーダ冨弥充
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
参加人数5人
水深3m

月齢4.0
潮名中潮
天候
気温23℃
水温海面24℃
-3m24℃
-10m
透視度10m
岸からの距離2.7km
河口からの距離4km
河口の幅11-50m
集落からの距離5km
集落の人口70000人
水深 -3m (浅)
底質 (浅)合計平均標準偏差
ハードコーラル10.250.50.625
ソフトコーラル0000
最近死んだサンゴ56145.35435
富栄養化の指標となる海藻20.50.5771.25
海綿類10.250.50.625
96245.71560
20.50.5771.25
0000
シルト10.250.50.625
その他10.250.50.625
魚類調査 (浅)合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類61.51.291
イサキ類(コショウダイ類)20510
フエダイ類000
サラサハタ000
ハタ類(30cm以上)30.750.957
メガネモチノウオ000
カンムリブダイ000
ブダイ類(20cm以上)000
ウツボ類51.251.5
無脊椎動物調査 (浅)合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
ガンガゼ類821.414
パイプウニ000
シラヒゲウニ000
ナマコ類000
オニヒトデ000
シャコガイ類000
ホラガイ000
イセエビ類000
被害・ゴミ調査 (浅)合計平均標準偏差
アンカー被害000
ダイナマイト被害000
その他の被害000
魚網屑10.250.5
その他のゴミ000
コメント田辺・沖ノ島西 2018
【S】
調査ポイントは、田辺湾の中央部にある沖ノ島の西側(外洋側)で、ミドリイシ類の大きな群体があった場所にラインは設置されている。
2017-2018冬からの黒潮大蛇行による低水温でハードコーラルはほとんど死滅してしまった。
昨年の調査では、HCが約54%で、その95%以上がミドリイシ類であったが、 今回観察したライン周辺の100x20m程度の範囲では、 2つの一部が生きているコロニー(いずれもエンタクミドリイシ)を除き、ミドリイシ類はほぼ全滅で、 キクメイシ類などの被覆状サンゴは、生きているコロニーがわずかに見られただけである。
また、9月に強い勢力を保ったまま、ほぼ真上を通過した2つの台風、台風21号(Jebi)および台風24号(Trami) による波浪で、死んだテーブル状サンゴが根こそぎ引きはがされ、なくなり、下の岩盤がむき出しに なっている所も多く、RKCは35%にとどまり、RCが60%という結果であった。
魚類では、20cm程度のアカハタや20cmに満たないブダイが例年より多く見られた。
なお、昨年の調査から、これまで並行して調査ラインを設置していた中深度の調査は行わず、近く(北に約40m。沖ノ島北)の別の群体での調査を行った。


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