リーフチェック白浜 (紀伊半島) (2014) 調査結果

調査地点名紀伊半島 白浜 四双島アーチ (和歌山県)
調査日2014/6/7
チームリーダ冨弥充
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
参加人数13人
水深3m
7m
月齢9.3
潮名小潮
天候
気温24℃
水温海面22℃
-3m22℃
-10m22℃
透視度15m
岸からの距離0.1km
河口からの距離6km
河口の幅11-50m
集落からの距離2km
集落の人口22600人
底質合計平均標準偏差
ハードコーラル215.254.99213.125
20.511.25
ソフトコーラル0000
0000
最近死んだサンゴ30.750.9571.875
0000
富栄養化の指標となる海藻5012.54.35931.25
9122.751.89356.875
海綿類0000
0000
6716.753.09641.875
44113.65127.5
153.753.7759.375
61.52.383.75
30.751.51.875
174.254.19310.625
シルト0000
0000
その他10.250.50.625
0000
魚類調査合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類133.253.403
000
イサキ類(コショウダイ類)000
000
フエダイ類20.51
000
サラサハタ000
000
ハタ類(30cm以上)000
000
メガネモチノウオ000
000
カンムリブダイ000
000
ブダイ類(20cm以上)000
000
ウツボ類20.50.577
10.250.5
無脊椎動物調査合計平均標準偏差
オトヒメエビ10.250.5
30.751.5
ガンガゼ類10.250.5
51.251.258
パイプウニ000
000
シラヒゲウニ000
000
ナマコ類000
000
オニヒトデ10.250.5
000
シャコガイ類000
000
ホラガイ000
000
イセエビ類10.250.5
000
被害・ゴミ調査合計平均標準偏差
アンカー被害000
000
ダイナマイト被害000
000
その他の被害000
000
魚網屑10.250.5
000
その他のゴミ000
000
コメント【調査ラインS】 昨年は調査が行えなかったため、2年ぶりの調査であった。 HCの割合は、一昨年の 30%から大きく減り、13%であった。 一方、NIAが、一昨年の1.3%から大きく増えて、31%であった。 HCの減少は、主にオニヒトデによる食害とみられ、 調査ライン後半の一部分を除いて、食べつくされたに近い状態と なっている。 オニヒトデは、調査範囲内では1個体しか見つからず、 一昨年の7個体より減少しているが、 さらに浅い海域に10個体程度見られ、浅い方に移動していって いるとみられる。 大きさはいずれも、25〜30cm大であった。 増加していた海藻は、主にヒロメであった。 海藻増加の要因としては、HCの減少によって繁殖可能な場所が増えたことの他に、 一昨年は調査を秋に行ったが、今年は春に行ったことも 影響していると思われる。 海藻の上には、シルトの堆積が多少みられるが、 岩の上にはシルトはほとんどみられず、岩の上の砂が若干多いように見える。 魚類・無脊椎動物では、海藻が多い割には、ガンガゼ類が1個体のみ (一昨年は10個体)と少なかった他は、大きな変化は見られなかった。 【調査ラインM】 昨年は調査が行えなかったため、2年ぶりの調査であった。 HCの割合は、一昨年の 5%からさらに減少し、1%であった。 一方、NIAが、一昨年の 9.4%から大幅に増加し、57%であった。 HCの減少は、主にオニヒトデによる食害とみられ、 ほぼオニヒトデに食べつくされた感じである。 すでにこの周辺には、オニヒトデも見られない。 時期の問題もあるかもしれないが、海藻多い。 増加していた海藻は、主にヒロメであった。 海藻増加の要因としては、HCの減少によって繁殖可能な場所が増えたことの他に、 一昨年は調査を秋に行ったが、今年は春に行ったことも 影響していると思われる。 海藻の上には、シルトの堆積が多少みられるが、 岩の上にはシルトはほとんどみられず、岩の上の砂が若干多いように見える。 魚類、無脊椎動物については、オニヒトデが見られなくなったことの他は、 大きな変化は見られない。


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