リーフチェック田辺・沖ノ島西 (紀伊半島) (2019) 調査結果

調査地点名紀伊半島 田辺 西崎サンゴ(沖ノ島西) (和歌山県)
調査日2019/10/19
チームリーダ冨弥充
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
参加人数4人
水深3m

月齢20.4
潮名中潮
天候
気温25℃
水温海面25℃
-3m25℃
-10m
透視度8m
岸からの距離2.7km
河口からの距離4km
河口の幅11-50m
集落からの距離5km
集落の人口70000人
水深 -3m (浅)
底質 (浅)合計平均標準偏差
ハードコーラル20.50.5771.25
ソフトコーラル0000
最近死んだサンゴ0000
富栄養化の指標となる海藻0000
海綿類0000
15739.250.598.125
0000
0000
シルト0000
その他10.250.50.625
魚類調査 (浅)合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類1642.944
イサキ類(コショウダイ類)000
フエダイ類000
サラサハタ000
ハタ類(30cm以上)000
メガネモチノウオ000
カンムリブダイ000
ブダイ類(20cm以上)000
ウツボ類000
無脊椎動物調査 (浅)合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
ガンガゼ類51.251.258
パイプウニ000
シラヒゲウニ10.250.5
ナマコ類000
オニヒトデ000
シャコガイ類000
ホラガイ000
イセエビ類000
被害・ゴミ調査 (浅)合計平均標準偏差
アンカー被害000
ダイナマイト被害000
その他の被害000
魚網屑10.250.5
その他のゴミ000
コメント田辺・沖ノ島西 2019
【S】
調査ポイントは、田辺湾の中央部にある沖ノ島の西側(外洋側)で、ミドリイシ類の大きな群体があった場所にラインは設置されている。
2017-2018冬からの黒潮大蛇行による低水温でハードコーラルはほとんど死滅してしまった。
2017年の調査では、HCが約54%で、その95%以上がミドリイシ類であったが、 今回観察したライン周辺の100x20m程度の範囲でのミドリイシ類は、15cm程度のコロニーが一つだけであった。
その他、低水温に耐えたキクメイシ類やオオスリバチサンゴなどは健全な状態であった。
魚類では、調査範囲外ではあるが、30cm程度のアカハタや同じく30cm程度のブダイが見られた一方で、 チョウチョウウオ類が少なかった。
低水温の原因となった黒潮の大蛇行が現在も継続中であることも一因と思われ、 例年ならば無効分散で流れ着く、南方種のチョウチョウウオ類幼魚の数が少ないと推測される。
無脊椎動物では、シラヒゲウニが数年ぶりに1個体見つかった。
なお、以前は平行して調査ラインを設置していた中深度の調査は行わず、近く(北に約40m。沖ノ島北)の別の群体で浅い水深の調査を行った。


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