リーフチェック田辺 (紀伊半島) (2012) 調査結果

調査地点名紀伊半島 田辺 西崎サンゴ (和歌山県)
調査日2012/11/3
チームリーダ冨弥充
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
参加人数11人
水深5m
10m
月齢18.6
潮名中潮
天候
気温15℃
水温海面23℃
-3m23℃
-10m23℃
透視度15/10m
岸からの距離2.7km
河口からの距離4km
河口の幅11-50m
集落からの距離5km
集落の人口70000人
水深 -5m (浅)
底質 (浅)合計平均標準偏差
ハードコーラル8822255
ソフトコーラル10.250.50.625
最近死んだサンゴ0000
富栄養化の指標となる海藻0000
海綿類0000
6516.252.98640.625
20.50.5771.25
0000
シルト0000
その他411.1552.5
魚類調査 (浅)合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類174.251.258
イサキ類(コショウダイ類)000
フエダイ類000
サラサハタ000
ハタ類(30cm以上)000
メガネモチノウオ000
カンムリブダイ000
ブダイ類(20cm以上)000
ウツボ類000
無脊椎動物調査 (浅)合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
ガンガゼ類5513.756.238
パイプウニ000
シラヒゲウニ000
ナマコ類000
オニヒトデ000
シャコガイ類000
ホラガイ000
イセエビ類61.51.732
被害・ゴミ調査 (浅)合計平均標準偏差
アンカー被害000
ダイナマイト被害000
その他の被害000
魚網屑000
その他のゴミ000
水深 -10m (深)
底質 (深)合計平均標準偏差
ハードコーラル48126.27230
ソフトコーラル0000
最近死んだサンゴ10.250.50.625
富栄養化の指標となる海藻6115.252.6338.125
海綿類0000
317.752.75419.375
133.256.58.125
61.52.383.75
シルト0000
その他0000
魚類調査 (深)合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類61.51.732
イサキ類(コショウダイ類)000
フエダイ類000
サラサハタ000
ハタ類(30cm以上)000
メガネモチノウオ000
カンムリブダイ000
ブダイ類(20cm以上)000
ウツボ類10.250.5
無脊椎動物調査 (深)合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
ガンガゼ類2874.83
パイプウニ000
シラヒゲウニ000
ナマコ類000
オニヒトデ000
シャコガイ類000
ホラガイ000
イセエビ類10.250.5
被害・ゴミ調査 (深)合計平均標準偏差
アンカー被害20.51
ダイナマイト被害000
その他の被害000
魚網屑000
その他のゴミ000
コメント浅い方
昨年9月に紀伊半島を襲った台風12号(TALAS)による川の上流部で発生した土砂崩れにより、 昨年秋には海のひどい濁りが1ヶ月程度続いていた。
HCの割合が、一昨年の70.6%から昨年は大きく減って52.5%となったのは、 台風による土砂の影響と思われるが、今年は55.0%であり、誤差の範囲だと思われる。
ただし、昨年、今年ともシルトの堆積は見られなかった。
数は多くないが、
ホワイトバンド病により部分的に死んでいるテーブル状サンゴ、
ホワイトシンドローム病により部分的に死んでいるテーブル状サンゴ
が見られた。
また、白化した塊状のサンゴ、白化したイソギンチャクも見られた。
イソギンチャクは、全体の1/3程度が白化している感じであるが、 原因は不明である。
さらに、少数ではあるが、シロレイシガイダマシ/ヒメシロレイシガイダマシ により部分的に食べられているテーブル状サンゴが見られた。

魚類・無脊椎では、 イセエビ類がこれまでより多かった他、 ブダイ、クマノミが若干多く、クロホシイチモチ、ソラスズメダイは大きく減少、 ニシキベラ、ホンソメワケベラが若干少なかったが、 調査範囲外も見て、特別な変化ではないと思われる。
調査中では昨年大群で通ったイサキの群れが近くを通ったが、 計測範囲外であったため、カウントされなかった。
一昨年まで春に調査を行っていた際には見られなかったが、 調査を秋に行うようになってから2年連続で見られており、 この時期には定常的にいるものと思われる。


深い方
昨年9月に紀伊半島を襲った台風12号(TALAS)による川の上流部で発生した土砂崩れにより、 昨年秋には海のひどい濁りが1ヶ月程度続いていた。
HCの割合が、一昨年の43.1%から昨年 35.6%に減少したのは、 台風による土砂の影響の可能性も考えられるが、 今年は30.0%であり、今年の減少はラインのずれなどによる誤差の可能性もあると思われる。
ただし、
ホワイトバンド病により部分的に死んでいるテーブル状サンゴ、
ホワイトシンドローム病により部分的に死んでいるテーブル状サンゴ、
ホワイトスポットシンドローム病とみられるオオスリバチサンゴ
が見られた。
白化したナガレハナサンゴ、白化したイソギンチャクが見られた。
イソギンチャクは、全体の1/3程度が白化している感じである。
さらに、少数ではあるが、シロレイシガイダマシ/ヒメシロレイシガイダマシにより 部分的に食べられているテーブル状サンゴが見られた。

魚類・無脊椎では、 クロホシイチモチ、ガンガゼが若干増加、クマノミが若干減少しているが、 調査範囲外も見て、特別な変化ではないと思われる。


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