リーフチェック白浜・円月島 (紀伊半島) (2017) 調査結果

調査地点名紀伊半島 白浜 円月島 (和歌山県)
調査日2017/10/15
チームリーダ冨弥充
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
(共催)環境省
参加人数13人
水深3m

月齢24.9
潮名小潮
天候
気温19℃
水温海面25℃
-3m23℃
-10m
透視度13m
岸からの距離0.06km
河口からの距離6km
河口の幅11-50m
集落からの距離0.6km
集落の人口22600人
水深 -3m (浅)
底質 (浅)合計平均標準偏差
ハードコーラル2872.44917.5
ソフトコーラル0000
最近死んだサンゴ10.250.50.625
富栄養化の指標となる海藻0000
海綿類0000
12130.253.30475.625
102.52.6466.25
0000
シルト0000
その他0000
魚類調査 (浅)合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類399.7511.177
イサキ類(コショウダイ類)000
フエダイ類000
サラサハタ000
ハタ類(30cm以上)000
メガネモチノウオ000
カンムリブダイ000
ブダイ類(20cm以上)000
ウツボ類20.51
無脊椎動物調査 (浅)合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
ガンガゼ類61.51.732
パイプウニ000
シラヒゲウニ000
ナマコ類000
オニヒトデ10.250.5
シャコガイ類000
ホラガイ000
イセエビ類000
被害・ゴミ調査 (浅)合計平均標準偏差
アンカー被害000
ダイナマイト被害000
その他の被害000
魚網屑000
その他のゴミ20.50.577
コメント白浜・円月島 2017
【S】
調査ラインは、従来調査を行っていた四双島のポイントから、南南西に約800m、白浜の観光名所である円月島の南側約60mの所の、水深約3mの岩盤最上部に設置されている。 元々、エンタクミドリイシ、ニホンミドリイシの多い場所であるが、現時点で、近隣では一番オニヒトデが多い場所であること、新たに国立公園に編入されたエリア内で、調査ポイントを増やしたいことから、今回新たに調査を行った。 HC(生きた造礁サンゴ類)の割合は、17.5%であり、ニホンミドリイシが優占している。 所々にある岩の隙間には、まだ生きているテーブル状サンゴの破片が多数落ちており、2017年8月の台風5号の波浪により、テーブル状のエンタクミドリイシが大量に破壊されたものと思われる。 調査範囲内で見つかったオニヒトデは1匹だけであるが、調査範囲周辺を含め、13匹のオニヒトデが見つかっており、依然として大発生の状況が終息していない。 また、シロレイシガイダマシもみられ、食害の影響が深刻である。 さらに、病気による死亡と思われるサンゴも多数みられた。 イソギンチャクの大半が白化しており、夏場の高水温の影響とみられることから、造礁サンゴ類にも高水温の影響があったことが推測される。 魚類では、チョウチョウウオ類が多く見られたが、黒潮に乗って流れてきたと思われる南方種が多く、秋に調査を行った影響と思われる。 なお、本ポイントでは、中深度の調査は行わず、南東に約500m離れた権現崎の浅い深度で調査を行った。


表示形式の変更
 この調査の区間値を表示区間値と合計値を表示

実施表に戻る