リーフチェック三宅島 (2018) 調査結果

調査地点名三宅島 富賀浜/伊ヶ谷 (東京都)
調査日2018/7/17
チームリーダ内藤明紀
チーム科学者土川 仁
開催者アカコッコ館
(共催)コーラル・ネットワーク
(協力)
参加人数6人
水深5m
10m
月齢4.0
潮名中潮
天候
気温30℃
水温海面25/27℃
-3m25/27℃
-10m-/27℃
透視度15/15m
岸からの距離0.02/0.23km
河口からの距離0.03/0.1km
河口の幅0-10/0-10m
集落からの距離1/0.5km
集落の人口600/100人
底質合計平均標準偏差
ハードコーラル11428.57.04771.25
6115.254.27238.125
ソフトコーラル0000
10.250.50.625
最近死んだサンゴ0000
0000
富栄養化の指標となる海藻133.255.1888.125
64164.08240
海綿類0000
10.250.50.625
215.254.11313.125
102.51.2916.25
12367.5
1232.3097.5
0000
92.252.0625.625
シルト0000
0000
その他0000
20.50.5771.25
魚類調査合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類184.54.203
153.754.5
イサキ類(コショウダイ類)000
000
フエダイ類000
000
サラサハタ000
000
ハタ類(30cm以上)000
000
メガネモチノウオ000
000
カンムリブダイ000
000
ブダイ類(20cm以上)20.50.577
30.750.957
ウツボ類20.51
411.414
無脊椎動物調査合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
000
ガンガゼ類92.253.304
1643.367
パイプウニ000
000
シラヒゲウニ000
000
ナマコ類000
000
オニヒトデ000
000
シャコガイ類000
10.250.5
ホラガイ000
000
イセエビ類000
000
被害・ゴミ調査合計平均標準偏差
アンカー被害000
000
ダイナマイト被害000
000
その他の被害000
000
魚網屑000
000
その他のゴミ000
000
コメント三宅島 2018 [S] 富賀浜 生きたハードコーラルの割合は、71.3%で、昨年の60.0%から増加した。 見た目でも、特に調査ラインの中ほどから後半にかけてで、 一目でわかるほど顕著に増加している。 特に、中ほどの被覆状サンゴが多かった部分に、多数の小さなテーブル状サンゴが 入り込むようになっているのと、後半での被覆状サンゴが増えたのが顕著である。 また、前半のテーブル状サンゴの大群集域内に、枝状サンゴが目立つようになってきた。 昨年10月の台風でサンゴにも被害があった、とのことだが、 被害があったのは、調査対象となっているテーブル状サンゴの大群集の周辺部に 限られているようで、調査ライン周辺では、小さな漁網屑が一か所 被害は確認できなかった。 魚類、無脊椎動物については、多少の変動はあるものの、大きな変化は見られなかった。 オニヒトデやサンゴ食巻貝による被害、病気や白化はみられず、 依然としてサンゴの生息環境として、非常に良好な状態が保たれていると 思われる一方、 南方種と思われる枝状サンゴの増加といった、環境の変化も観察された。 [M] 伊ヶ谷 カタン崎沖 生きたハードコーラルの割合は、38.1%で、昨年の44.4%からわずかに下がっているが、 ライン設置場所のずれによる影響の範囲と思われる。 昨年10月の台風による影響も確認できなかった。 全体的に、数センチメートル程度の小さな海藻類が多くみられ、 例年よりも水温が高いにもかかわらず、昨年の13.8%から増加し、40.0%であった。 魚類・無脊椎動物では、シャコガイ類が初めて見つかった。 オニヒトデやサンゴ食巻貝による被害、病気や白化はみられず、 依然としてサンゴの生息環境として、非常に良好な状態が保たれている。


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