リーフチェック田辺・沖ノ島西 (紀伊半島) (2017) 調査結果

調査地点名紀伊半島 田辺 西崎サンゴ(沖ノ島西) (和歌山県)
調査日2017/10/14
チームリーダ冨弥充
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
(共催)環境省
参加人数11人
水深5m

月齢23.9
潮名小潮
天候
気温22℃
水温海面25℃
-3m23℃
-10m
透視度15m
岸からの距離2.7km
河口からの距離4km
河口の幅11-50m
集落からの距離5km
集落の人口70000人
水深 -5m (浅)
底質 (浅)合計平均標準偏差
ハードコーラル8621.55.68653.75
ソフトコーラル0000
最近死んだサンゴ0000
富栄養化の指標となる海藻0000
海綿類0000
7418.55.68646.25
0000
0000
シルト0000
その他0000
魚類調査 (浅)合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類4310.752.217
イサキ類(コショウダイ類)20510
フエダイ類000
サラサハタ000
ハタ類(30cm以上)30.750.957
メガネモチノウオ000
カンムリブダイ000
ブダイ類(20cm以上)000
ウツボ類61.52.38
無脊椎動物調査 (浅)合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
ガンガゼ類297.252.63
パイプウニ000
シラヒゲウニ000
ナマコ類000
オニヒトデ000
シャコガイ類000
ホラガイ000
イセエビ類412
被害・ゴミ調査 (浅)合計平均標準偏差
アンカー被害000
ダイナマイト被害000
その他の被害000
魚網屑000
その他のゴミ20.50.577
コメント田辺・沖ノ島西 2017
【S】
調査ポイントは、田辺湾の中央部にある沖ノ島の西側(外洋側)で、ミドリイシ類の大きな群体の上にラインは設置されている。 エンタクミドリイシが優占しているが、ニホンミドリイシも多い。 HC(生きた造礁サンゴ類)の割合は54%であり、昨年の63%から減少している。 2017年8月に付近を通過した台風5号の影響があると思われるが、見た目ではあまり変化を感じない。 所々に死んで白くなった部分のあるサンゴがみられたが、オニヒトデやサンゴ食巻貝は見られず、高水温による白化、あるいは、病気が疑われる。 腫瘍のできたテーブル状サンゴが1群体あった。 今回の調査では、NIA(富栄養化の指標となる海藻)がみられなかったが、例年は春に調査を行っていたが、今年は秋に実施したためと思われる。 また今回、OTが0であったが、ライン直下だけでなく周辺を見ても、イソギンチャク類が減ったように見えるが、原因はわからない。 魚類調査では、チョウチョウウオ類が多く見つかったが、黒潮に乗って流れ着いた南方種が多く、これも秋に調査を行ったためと思われる。 無脊椎動物では、ガンガゼ類が平均7.25個体と、やや多めであった。 なお、今回の調査では、これまで並行して調査ラインを設置していた中深度の調査は行わず、近く(北に約40m。沖ノ島北)の別の群体での調査を行った。


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