リーフチェック白浜 (紀伊半島) (2020) 調査結果

調査地点名紀伊半島 白浜 四双島アーチ (和歌山県)
調査日2020/10/18
チームリーダ冨弥充
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
参加人数5人
水深5m

月齢1.3
潮名大潮
天候
気温17℃
水温海面24℃
-3m24℃
-10m
透視度15m
岸からの距離0.1km
河口からの距離6km
河口の幅11-50m
集落からの距離2km
集落の人口22600人
水深 -5m (浅)
底質 (浅)合計平均標準偏差
ハードコーラル102.52.386.25
ソフトコーラル0000
最近死んだサンゴ0000
富栄養化の指標となる海藻0000
海綿類0000
14937.252.75493.125
10.250.50.625
0000
シルト0000
その他0000
魚類調査 (浅)合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類225.53.786
イサキ類(コショウダイ類)20.51
フエダイ類000
サラサハタ000
ハタ類(30cm以上)10.250.5
メガネモチノウオ000
カンムリブダイ000
ブダイ類(20cm以上)000
ウツボ類411.414
無脊椎動物調査 (浅)合計平均標準偏差
オトヒメエビ000
ガンガゼ類000
パイプウニ000
シラヒゲウニ000
ナマコ類000
オニヒトデ000
シャコガイ類000
ホラガイ000
イセエビ類000
被害・ゴミ調査 (浅)合計平均標準偏差
アンカー被害000
ダイナマイト被害000
その他の被害000
魚網屑10.250.5
その他のゴミ20.50.577
コメント白浜・四双島 2020
【調査ライン S】
調査ラインは、白浜の沖合にある四双島の南側斜面の、 かつてテーブル状のミドリイシ類がたくさん見られた場所に設置されている。
2017年末頃からの黒潮大蛇行の影響で、2017-2018の冬季に、 ハードコーラルの95%以上、ミドリイシ類のほぼすべてが死んでしまった場所である。
今年は、小さなミドリイシ類が見られるようになった場所がある、との報告を受け、 従来調査を行っていたほぼ等水深のラインではなく、小さなミドリイシ類が多い場所を選んで、 従来のラインと交差するように水深が変化する方向にラインを設置した。
底質調査の結果としては、ミドリイシ類以外の低水温を生き延びたサンゴが 160ポイント中xポイントあっただけであったが、 ライン周辺の、およそ100m×20m程度の範囲内で、低水温を生き延びたと思われる、 長辺が20cm程度のミドリイシ類が2コロニーと、長辺が3cm程度〜15cm程度の 低水温での死滅以降の新規加入と思われるミドリイシ類が、20コロニーほど見つかった。
ミドリイシ類以外のサンゴには、大きな変化は見られなかった。
魚類、無脊椎動物では、大きな変化はなかった。
調査対象種ではないが、低水温でほぼ見られなくなっていたクマノミが、 サイズは小さいものの、再び見られるようになった。
サンゴの病気やサンゴ食生物、およびその痕跡は見られなかった。


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