リーフチェック白浜 (紀伊半島) (2016) 調査結果

調査地点名紀伊半島 白浜 四双島アーチ (和歌山県)
調査日2016/5/29
チームリーダ柴原悠佑
チーム科学者土川仁
開催者NPO法人自然体験学習支援センター
コーラル・ネットワーク
参加人数13人
水深3m
7m
月齢22.3
潮名小潮
天候
気温26℃
水温海面23℃
-3m23℃
-10m23℃
透視度15m
岸からの距離0.1km
河口からの距離6km
河口の幅11-50m
集落からの距離2km
集落の人口22600人
底質Seg1Seg2Seg3Seg4
ハードコーラル 2 117 8
0 1 0 0
ソフトコーラル 0 0 1 0
0 0 0 1
最近死んだサンゴ 0 0 0 0
0 0 0 0
富栄養化の指標となる海藻2011 3 3
19201720
海綿類 0 0 0 0
0 0 0 1
18271924
11181716
0 1 0 5
4 0 5 2
0 0 0 0
6 1 1 0
シルト 0 0 0 0
0 0 0 0
その他 0 0 0 0
0 0 0 0
魚類調査Seg1Seg2Seg3Seg4
チョウチョウウオ類 6 310 1
0 3 2 5
イサキ類(コショウダイ類) 0 0 0 0
0 0 0 0
フエダイ類 1 0 0 0
0 0 0 0
サラサハタ 0 0 0 0
0 0 0 0
ハタ類(30cm以上) 0 0 0 0
0 0 0 0
メガネモチノウオ 0 0 0 0
0 0 0 0
カンムリブダイ 0 0 0 0
0 0 0 0
ブダイ類(20cm以上) 0 0 0 0
0 0 0 0
ウツボ類 0 1 0 1
0 0 0 0
無脊椎動物調査Seg1Seg2Seg3Seg4
オトヒメエビ 0 0 0 1
0 0 2 0
ガンガゼ類 0 1 0 1
3 7 1 0
パイプウニ 0 0 0 0
0 0 0 0
シラヒゲウニ 0 0 0 0
0 0 0 0
ナマコ類 0 0 0 0
0 0 0 0
オニヒトデ 0 1 3 3
1 1 1 0
シャコガイ類 0 0 0 0
0 0 0 0
ホラガイ 0 0 0 0
0 0 0 0
イセエビ類 0 0 1 0
0 0 0 0
被害・ゴミ調査Seg1Seg2Seg3Seg4
アンカー被害0000
0000
ダイナマイト被害0000
0000
その他の被害0000
0000
魚網屑0100
0000
その他のゴミ0000
0000
コメント【調査ライン S】 調査ポイントは、白浜の突端部から400mほど沖合にある四双島の、 外洋側の斜面に設置されている。 昨年は海況不良により調査できなかったため、2年ぶりの調査であった。 HCの割合は、一昨年の13%から18%となった。 調査を開始した2010年当時は、調査ラインのほぼ全域にテーブル状、もしくは 被覆状のミドリイシ類が広がっていたが、主にオニヒトデによる食害で、 調査ラインの前半部分の被度が大きく減少し、その状態が続いている。 今回の調査でも、調査範囲内だけで7匹のオニヒトデが見つけられており、 それ以外にもいくつかの新しい食痕がみられたことから、 以前としてオニヒトデが多い状況が続いていると考えられる。 しかし、その割には調査ライン後半(Seg3, Seg4)でのHC被度の減少が 大きくなかった印象である。 オニヒトデは、-4mの本調査ラインの位置から、-7m付近までの間に多く見られ、 浅い側にもテーブル状もしくは被覆状のミドリイシ類が広がっているにも かかわらず、浅い側にはほとんど見られなかった。 サンゴの病気は見られなかった。 また、魚類・無脊椎動物には大きな変化は見られなかった。 【調査ライン M】 調査ポイントは、白浜の突端部から400mほど沖合にある四双島の、 外洋側の斜面に、-4mラインから30mほど離れてほぼ平行に設置されている。 昨年は海況不良により調査できなかったため、2年ぶりの調査であった。 調査開始当初は、ハードコーラルが多数みられたが、オニヒトデにほぼ食べつくされ、 HCの割合は、一昨年の1%から変わらず、1%であった。 また、調査ライン周辺では、3匹のオニヒトデが見つかっている。 ただし、5cm程度の小さなサンゴのコロニーもいくつか見られており、 回復が始まっているような印象である。 HCがなくなった所には、主にホンダワラ類の海藻が広く部分布している。 サンゴの病気は見られなかった。 また、魚類・無脊椎動物には大きな変化は見られなかった。


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