リーフチェック小浜北 (2017) 調査結果

調査地点名小浜島 小浜北 (沖縄県)
調査日2017/6/5
チームリーダ野口定松
チーム科学者土川仁
開催者ダイブサイト・ノ口
コーラル・ネットワーク
参加人数4人
水深6m
9m
月齢10.3
潮名長潮
天候
気温30℃
水温海面27℃
-3m27℃
-10m27℃
透視度50m
岸からの距離1km
河口からの距離nonkm
河口の幅nonm
集落からの距離2km
集落の人口500人
底質Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
ハードコーラル 3 4 5 1
133.251.7088.125
4 8 3 5
2052.1612.5
ソフトコーラル 2 0 1 0
30.750.9571.875
3 0 2 3
821.4145
最近死んだサンゴ 0 1 0 0
10.250.50.625
0 0 0 0
0000
富栄養化の指標となる海藻 0 0 0 0
0000
0 0 0 0
0000
海綿類 0 0 0 0
0000
0 0 0 0
0000
35353437
14135.251.25888.125
31313532
12932.251.89380.625
0 0 0 2
20.511.25
2 0 0 0
20.511.25
0 0 0 0
0000
0 1 0 0
10.250.50.625
シルト 0 0 0 0
0000
0 0 0 0
0000
その他 0 0 0 0
0000
0 0 0 0
0000
魚類調査Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類 2 0 2 0
411.155
0 1 1 0
20.50.577
イサキ類(コショウダイ類) 0 0 0 0
000
1 0 0 0
10.250.5
フエダイ類 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
サラサハタ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
ハタ類(30cm以上) 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
メガネモチノウオ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
カンムリブダイ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
ブダイ類(20cm以上) 1 0 1 1
30.750.5
2 0 1 4
71.751.708
ウツボ類 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
無脊椎動物調査Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
オトヒメエビ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
ガンガゼ類 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
パイプウニ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
シラヒゲウニ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
ナマコ類 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
オニヒトデ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
シャコガイ類 0 1 0 0
10.250.5
0 1 0 0
10.250.5
ホラガイ 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
イセエビ類 0 0 0 0
000
0 0 0 0
000
被害・ゴミ調査Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
アンカー被害0000
000
0000
000
ダイナマイト被害0000
000
0000
000
その他の被害0000
000
0000
000
魚網屑0000
000
0000
000
その他のゴミ0000
000
0000
000
コメント【S】(4-6m)
昨年夏の高水温による白化のため、生きた造礁サンゴの割合は 昨年の23.8%から8.1%に激減した。 ただし、死んだサンゴの莢がすでにはっきりせず、 どれが最近1年以内に死んだものか、区別ができないため、 底質調査では、ほとんどがRCとして記録されている。 また、HCだけでなく、イソギンチャク類も全く見られなくなった。 魚類では、チョウチョウウオ類が、昨年の合計18匹から4匹に、 20cm以上のブダイ類が、同じく24匹から3匹に減っており、 生きた造礁サンゴの減少と関係していると思われる。 無脊椎動物では、シャコガイ類が1匹いたのみであり、 例年と変わらない。 オニヒトデやサンゴ食巻貝の痕跡や病気は見られなかった。

【M】(6-9m)
昨年夏の高水温による白化のため、生きた造礁サンゴの割合は 昨年の26.3%から12.5%に半減した。 ただし、死んだサンゴの莢がすでにはっきりせず、 どれが最近1年以内に死んだものか、区別ができないため、 底質調査では、ほとんどがRCとして記録されている。 また、HCだけでなく、イソギンチャク類も全く見られなくなった。 わずかであるが、HC,OTに代わって、SCが増えている。 魚類では、20cm以上のブダイ類が、昨年の27匹から7匹に減っており、 生きた造礁サンゴの減少と関係していると思われる。 それ以外の魚類については、例年と変わらない。 無脊椎動物では、シャコガイ類が1匹いたのみであり、 例年と変わらない。 オニヒトデやサンゴ食巻貝の痕跡や病気は見られなかった。

【全体】
数年前のオニヒトデによる被害に引き続き、昨年の高水温による白化で大きなダメージを受けているが、 この海域は、人為的影響も少なく、生息環境としては良い状態が保たれているのに加え、 少し沖合の調査水深よりもやや深い場所や、西に1kmほど離れた場所には、 生きた造礁サンゴ類が多く残っているので、今後の回復を見守りたい。


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