調査地点名 | 西表島 鹿川湾 中の瀬 (沖縄県) | ||||||||||||
調査日 | 2012/11/17 | ||||||||||||
チームリーダ | 野口定松 | ||||||||||||
チーム科学者 | 土川 仁 | ||||||||||||
開催者 | ダイブサイト・ノ口 | ||||||||||||
コーラル・ネットワーク | |||||||||||||
参加人数 | 4人 | ||||||||||||
水深 | 浅 | 6m | |||||||||||
深 | 10m | ||||||||||||
月齢 | 3.4 | ||||||||||||
潮名 | 中潮 | ||||||||||||
天候 | 雨 | ||||||||||||
気温 | 24℃ | ||||||||||||
水温 | 海面 | 26℃ | |||||||||||
-3m | 26℃ | ||||||||||||
-10m | 26℃ | ||||||||||||
透視度 | 40m | ||||||||||||
岸からの距離 | 0.8km | ||||||||||||
河口からの距離 | 1km | ||||||||||||
河口の幅 | 10m | ||||||||||||
集落からの距離 | 14km | ||||||||||||
集落の人口 | 800人 | ||||||||||||
底質 | 合計 | 平均 | 標準偏差 | % | |||||||||
ハードコーラル | 浅 | 115 | 28.75 | 3.403 | 71.875 | ||||||||
深 | 115 | 28.75 | 3.304 | 71.875 | |||||||||
ソフトコーラル | 浅 | 2 | 0.5 | 1 | 1.25 | ||||||||
深 | 5 | 1.25 | 1.5 | 3.125 | |||||||||
最近死んだサンゴ | 浅 | 1 | 0.25 | 0.5 | 0.625 | ||||||||
深 | 2 | 0.5 | 1 | 1.25 | |||||||||
富栄養化の指標となる海藻 | 浅 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
海綿類 | 浅 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
岩 | 浅 | 42 | 10.5 | 2.082 | 26.25 | ||||||||
深 | 37 | 9.25 | 4.193 | 23.125 | |||||||||
礫 | 浅 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||
深 | 1 | 0.25 | 0.5 | 0.625 | |||||||||
砂 | 浅 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
シルト | 浅 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
その他 | 浅 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
魚類調査 | 合計 | 平均 | 標準偏差 | ||||||||||
チョウチョウウオ類 | 浅 | 10 | 2.5 | 2.517 | |||||||||
深 | 3 | 0.75 | 1.5 | ||||||||||
イサキ類(コショウダイ類) | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
フエダイ類 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
サラサハタ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
ハタ類(30cm以上) | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
メガネモチノウオ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
カンムリブダイ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
ブダイ類(20cm以上) | 浅 | 1 | 0.25 | 0.5 | |||||||||
深 | 5 | 1.25 | 0.957 | ||||||||||
ウツボ類 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
無脊椎動物調査 | 合計 | 平均 | 標準偏差 | ||||||||||
オトヒメエビ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
ガンガゼ類 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
パイプウニ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
シラヒゲウニ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
ナマコ類 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
オニヒトデ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
シャコガイ類 | 浅 | 7 | 1.75 | 1.5 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
ホラガイ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
イセエビ類 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
被害・ゴミ調査 | 合計 | 平均 | 標準偏差 | ||||||||||
アンカー被害 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 1 | 0.25 | 0.5 | ||||||||||
ダイナマイト被害 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
その他の被害 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
魚網屑 | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
その他のゴミ | 浅 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
深 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
コメント | 浅い方 調査ラインは、鹿川湾中央部の離礁の頂上付近に設置されている。 サンゴの種類も生育型も非常に多様で、特に優占している種は 特定できない。 HCの割合は71.9%と1999年に調査を開始してから、過去最高であった。 2004-2007年に立て続けに台風に襲われてテーブル状のサンゴが 減ったが、それ以降、順調に回復してきており、 直径20-30cm大のテーブル状のミドリイシ類だけでなく、 5cm程度の加入して数年のコロニーも多数みられる。 わずかに、病気(ホワイトシンドローム)で死んだと思われる テーブル状ミドリイシ類が見られたが、 オニヒトデやサンゴ食巻貝類による食痕は見られず、 病気を除いては、非常に良好な環境にあると思われる。 魚類では、チョウチョウウオ類、ブダイ類が少なめであったが、 調査範囲の周辺も含め、数が減っているように思われる。 これは、本年9月にこの地域に接近した台風17号(JELAWAT)が、 比較的遠い位置(フィリピン近海)で猛烈な勢力のまま長くいたため、 遠くからの波浪により、魚が散らされてしまったものと思われる。 調査地近海には長くとどまらなかったため、サンゴ類への影響は ほとんどなかった。 また、シャコガイ類は順調に成長してきているようである。 調査中、1匹のオニイトマキエイが、2本の調査ラインの間に 長時間滞在していた。 深い方 調査ラインは、鹿川湾中央部の離礁の礁斜面の、 浅い方の調査ラインから30mほど沖側の場所に設置されている。 こちらも多様なサンゴ相を形成するが、被覆状のリュウキュウキッカサンゴが 優占している。 HCの割合は、71.9%で、2004年に次ぐ高い値であり、 2004-2007年の台風による被害から順調に回復をしたことを示している。 わずかに、病気(ホワイトシンドローム)で死んだと思われる テーブル状ミドリイシ類が見られたが、 オニヒトデやサンゴ食巻貝類による食痕は見られず、 病気を除いては、非常に良好な環境にあると思われる。 魚類でチョウチョウウオ類が少なめであったが、 浅い方と同様、本年9月の台風17号(JELAWAT)の影響と思われる。 調査中、1匹のオニイトマキエイが、2本の調査ラインの間に 長時間滞在していた。 |
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