リーフチェック鹿川 (2008) 調査結果

調査地点名西表島 鹿川湾 中の瀬 (沖縄県)
調査日2008/11/22
チームリーダ野口定松
チーム科学者吉田稔
開催者ダイブサイト・ノ口
コーラル・ネットワーク
参加人数4人
水深6m
10m
月齢24.2
潮名小潮
天候
気温26℃
水温海面26℃
-3m26℃
-10m26℃
透視度25m
岸からの距離0.8km
河口からの距離1km
河口の幅10m
集落からの距離14km
集落の人口800人
水深 -6m (浅)
底質 (浅)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
ハードコーラル17222017
76192.44947.5
ソフトコーラル 0 0 0 1
10.250.50.625
最近死んだサンゴ 0 0 0 0
0000
富栄養化の指標となる海藻 0 0 1 1
20.50.5771.25
海綿類 0 0 0 0
0000
22181821
7919.752.06249.375
0 0 1 0
10.250.50.625
0 0 0 0
0000
シルト 0 0 0 0
0000
その他 1 0 0 0
10.250.50.625
魚類調査 (浅)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類 0 2 0 2
411.155
イサキ類(コショウダイ類) 0 0 0 0
000
フエダイ類 1 0 0 1
20.50.577
サラサハタ 0 0 0 0
000
ハタ類(30cm以上) 0 0 0 0
000
メガネモチノウオ 0 0 0 0
000
カンムリブダイ 0 0 0 0
000
ブダイ類(20cm以上) 0 2 0 2
411.155
ウツボ類 0 0 0 0
000
無脊椎動物調査 (浅)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
オトヒメエビ 0 0 0 0
000
ガンガゼ類 0 0 0 0
000
パイプウニ 0 0 0 1
10.250.5
シラヒゲウニ 0 0 0 0
000
ナマコ類 0 0 0 0
000
オニヒトデ 0 0 0 0
000
シャコガイ類 0 1 1 0
20.50.577
ホラガイ 0 0 0 0
000
イセエビ類 0 0 0 0
000
被害・ゴミ調査 (浅)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
アンカー被害0000
000
ダイナマイト被害0000
000
その他の被害0000
000
魚網屑0000
000
その他のゴミ0000
000
水深 -10m (深)
底質 (深)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
ハードコーラル19212619
8521.253.30453.125
ソフトコーラル 1 0 0 0
10.250.50.625
最近死んだサンゴ 0 0 0 0
0000
富栄養化の指標となる海藻 0 0 0 0
0000
海綿類 0 0 0 0
0000
19191421
7318.252.98645.625
1 0 0 0
10.250.50.625
0 0 0 0
0000
シルト 0 0 0 0
0000
その他 0 0 0 0
0000
魚類調査 (深)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
チョウチョウウオ類 1 0 6 3
102.52.646
イサキ類(コショウダイ類) 0 1 0 0
10.250.5
フエダイ類 1 0 0 0
10.250.5
サラサハタ 0 0 0 0
000
ハタ類(30cm以上) 0 0 0 0
000
メガネモチノウオ 0 0 0 0
000
カンムリブダイ 0 0 0 0
000
ブダイ類(20cm以上) 2 2 3 1
820.816
ウツボ類 0 0 0 0
000
無脊椎動物調査 (深)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
オトヒメエビ 0 0 0 0
000
ガンガゼ類 0 0 0 0
000
パイプウニ 0 0 0 0
000
シラヒゲウニ 0 0 0 0
000
ナマコ類 0 0 0 0
000
オニヒトデ 0 0 0 0
000
シャコガイ類 1 0 0 0
10.250.5
ホラガイ 0 0 0 0
000
イセエビ類 0 0 0 0
000
被害・ゴミ調査 (深)Seg1Seg2Seg3Seg4
合計平均標準偏差
アンカー被害0000
000
ダイナマイト被害0000
000
その他の被害0000
000
魚網屑0000
000
その他のゴミ0000
000
コメント6mライン:
6mラインは鹿川湾中央部の離礁の天端部に沿って設置された。ライン上は緩やかな起伏のある地形で深く切れ込んだ溝が数本ある。
目視によるサンゴ類の総被度は、20〜30%であり、被覆状のリュキュウキッカサンゴ類、キクメイシ類、コモンサンゴ類、スリバチサンゴ類などが優占していた。ミドリイシ類は、2007年の台風により、全体的に少なくなっているが生残している直径10〜20pの小型のものが多少見られる。また、直径5p以下の新規加入のミドリイシ類が多くみられた。
オニヒトデについては、生体も食痕も見られなかった。サンゴ食貝類(シロレイシガイダマシ)が多少見られその食痕も見られる。サンゴ類の病気であるホワイトシンドロームになっているものも点在して数群体見られた。

10mライン:
10mラインは、6mラインすぐ沖側の礁斜面中腹部に設定された。目視によるサンゴ被度は、40〜50%であり、被覆状のリュウキュウキッカサンゴ類、キッカサンゴ類、スリバチサンゴ類、コモンサンゴ類、キクメイシ類などが優占していた。6mラインと比較して台風の被害は比較的少なく直径30〜40pの卓状ミドリイシも多くみられる。新規加入の6mラインと同様に多く見られた。
オニヒトデについては確認できなかった。サンゴ食貝類(シロレイシガイダマシ)の生体や食痕は多少見られた。ホワイトシンドロームも少し見られた。

総評:
特に離礁の天端部(6mライン位置)では台風によりミドリイシ類が消失し、その影響により昨年と比較して目視による被度が低下している。リーフチェックのポイントではやや増加しているが、これは新規加入のミドリイシ類が多くなっていることが一因として考えられる。10mラインでは目視による被度もリーフチェック結果も同様に低下している。しかし、昨年確認できなかったミドリイシ類の新規加入が全体的に多く目立っていたので、昨年からは順調に回復していくものと考えられる。このように台風の影響を受けやすいが、サンゴ幼生の供給が良好であることが鹿川湾の大きな特徴といえる。
病気が多少見られているが昨年の台風による折れや白化現象などの影響を多少受けストレスがかかっているものと考えられる。
魚類、無脊椎動物は、出現数、出現種類ともに大きな変化もなく見られるものが普通に見られた。


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