資料のページ【3】

制作/訳・Coral Network
Coral Networkの著作物の無断使用はお断りします。
内容に誤解を生じさせないためです。必ず御連絡下さい。
 

<お願い>
何よりもまず、リーフチェックの資料を熟読して下さい。背景を知らないと理解が中途半端になってしまいます。このマニュアルはその手助けのために作られています。また、マニュアルは刻々と変化します。最新の物を読んで下さい。

 
以下の資料がひとつのファイルになっています。
L8-1 調査対象
L8-2 調査種や作業の追加
L8-3 ビデオ撮影
 L8-1 調査対象
 パウチ・アルバムにするもの。(Coral Networkにて準備中)
 調査指定種は太平洋・インド洋域では以下の様になっています。これらの写真を水中に持ってはいることが出来るパウチを準備すると便利です。Coral Network では、これらの写真を水中に持ってはいることが出来るパウチを準備中です。間違えやすいものも取り入れるとなお良いでしょう。
 1) 魚類
     チョウチョウウオ類
     コショウダイ類
     フエダイ
     ハタ類 30 cm以上(サイズの計測が必要)
     サラサハタ
     メガネモチウオ
     カンムリブダイ
      その他のブダイ20cm以上
 

 2) 無脊椎生物
     オトヒメエビ
     ガンガゼ類
     パイプウニ
     ナマコ(食用のみ)
     オニヒトデ
     シャコ貝類(種類とサイズ)
      オオシャコ
     ヒレジャコ
    ヒメジャコ
    シラナミ
    ホラガイ類
    イセエビ類
 

 3) サンゴ
    造礁サンゴ     ソフトコーラル  死後1年以内のサンゴ  岩 ソフトコーラル
   多肉質海藻   海綿  シルト/粘土    礫   砂  その他


 
L8-2 調査種や作業の追加
  地域によって、指定種があまりいないとか、担当者が暇で楽しさが少ないとかの声が聞かれます。 
調査の時期にもよりますし、無脊椎生物では水深の浅い方では対象種がいても深い方では少ないとかがあります。こんな時は、チームの皆さんで相談して調査対象種を追加してみて下さい。 

例えば、 
・魚類
  ハタ類 20cm以上 
  理由)市場で、ハタ類 20cmぐらいのものもよく売られていることから。 

・無脊椎
  シロレイシガイダマシ・ヒメシロレイシガイダマシ 
  理由)サンゴを食べる貝であり、サンゴの食害が多いことから。 
  
 調査地域の近辺で食用となる魚類や無脊椎生物類を市場などで見学しておくと、地元の生活の様子が分かり興味や楽しさが増えますね。 

・底質
 底質に関しては、サンゴの群体を特定して、写真撮影とメジャーで縦、横、高さの計測記録をしてはいかがでしょうか。全体像を見るReef Checkですが、このような皆で成長を確認しあえるものを設定するのも、楽しみを増やし、継続するReef Checkに役立つように思います。同じ珊瑚をずーっと写真取りつづけていくのって、興味ありますよね。日頃、なかなか、小さなサンゴの郡体に注目することってないですけど、小さなのが大きくなるのを見ていきたい気がしませんか。 

・その他
アルバム作り 
データや参加者の皆さんの写真などを作り、ダイビング・サービスなどに置いてもらいます。そして、来られた方達に見て頂くと、リーフチェックを知ってもらえ、海の変化を捉えて頂けます。


 
L8-3 ビデオ撮影
 
 ビデオ撮影内容は下記のような事に留意して下さると、編集しやすく、マニュアルとしても使えるようになります。 振り返った時の楽しみでもあります。 
 ・調査地への到着風景。 
 ・調査地の風景 
 ・前日ミーティングの様子 
 ・調査現場の風景。 
 ・リーフチェックの様子。 
 ・メジャー設置 
 ・魚類  (対象種を何種類か撮ってください。写真でもいいです) 
 ・無脊椎  (のぞきこんでいるところとシャコ貝等のアップ) 
 ・底質  (もしできれば、どのサンゴがどの状態なのかが分かる映像) 
 ・データの集計の様子     
 ・懇親会の様子。 
 ・参加者全員。 
などです。