資料のページ【1】

制作/訳・Coral Network
Coral Networkの著作物の無断使用はお断りします。
内容に誤解を生じさせないためです。必ず御連絡下さい。
 

<お願い>
何よりもまず、リーフチェックの資料を熟読して下さい。背景を知らないと理解が中途半端になってしまいます。このマニュアルはその手助けのために作られています。また、マニュアルは刻々と変化します。最新の物を読んで下さい。


 

以下の資料がひとつのファイルになっています。
L1-2 登録フォーム見本
L1-3 登録フォーム日本語見本
L5   持参物一覧
L6-1 ニュースレター
L6-2 データシートへ記入するコメントの翻訳
L1-2 登録フォーム見本
Reef Check Registration Form
 

Team Leader Name: SANO, Hitoshi 
Address: 1-21 Yamagiwa Ogurachou, Ujisi,Kyoto,Japan 
TEL 0774-24-2532 
FAX 0774-24-2532
E-mail:agung1@wao.or.jp 
Dive Club or other organization name : Coral Network 
Number of other team members excluding scientist: 10

(姓を先に書き、コンマのあとに名を書きます。ABCの順番です。)
1. ABE, Mariko     
2. IKEDA, Shinya 
3. ITOU, Ken
4. ITOU, Mituaki
5. MOCHIDA, Yuuko
6. NOGUCHI, Sadamatsu
7. SANO,Hitoshi
8. TANAKA, Satoko
9. TSUCIKAWA, Megumu
10. WATANABE,Nobuo

Team Scientist Name: YOSHIDA, Minoru
Title:XXXXXXX XXXXXXXX Corporation 
Delegate Institutional Affiliation:○○ University  
Tel/Fax:0XXXX-X-XXXX
E-mail:email@XXX.ne.jp
Site(s): Kanokawa Bay, Iriomote isl. Okinawa. Japan


L1-3  和訳です。
 Coral Network に提出して頂く日本語申請書式は以下の通りです。これは本部には提出しません。

 
リーフチェック登録フォーム

 チーム・リーダー氏名: 土川 仁
 住所: 東京都三鷹市××××5-2(住所を明記)
 Tel/FAX:03-24○○-2102
 E-mail:agung1@wao.or.jp
 ダイビング・クラブ、あるいは他の組織名: コーラルネットワーク
 科学者以外の参加人数 10人

1. 相沢 葉子   ABCの順番です。
2. 池田 慎也
3. 伊藤 健
4. 伊藤 光明
5. 百瀬 潔子  
6. 野口 定松
7. 佐藤 恵太
8. 田中 百合子
9. 土川 仁
10.渡辺 暢雄
 
   チーム科学者氏名: 吉原隆(よしはらたかし)
 肩書き:
 所属:XXXXXX会社代表
 最終学歴:1979年、○○大学理学部海洋学科卒  
 Tel/FAX:0XXXX-X-XXXX
 E-mail:email@XXX.ne.jp
 場所:沖縄県西表島鹿川湾

 L3 水中データシートについて

 
水中用のデータシート日本語版をこちらに示します。実際にはこれを耐水紙などにプリントして使います。地域によっては調査対象種の追加・変更があるかもしれません。その場合は各チームで編集して下さい。CoralNetwork に変更を依頼しても構いません。


 

L5 当日持参物の例(担当を併記)
 
持参物一覧 担当者
データ提出用Excell File .
水中用データシート .
データシート用下敷き .
鉛筆 .
メジャー .
ヴイ .
Reef Check参加証 .
参加者用の名札 .
著作物使用許可証 .
ビデオカメラ .
ビデオテープ .
カメラ(カメラ・レンズの種別も併記) .
水中用 .
. .
陸上用 .
フィルム .
35mm  ネガ .
35mm  ポジ .
デジタルカメラ .
ダイビング器材 各自
水中ライト 各自
水中スレート、メモ 各自
ホワイトボード .
調査手順タイムスケジュール表 紙に書いてボートに張る(前夜に皆で確認しながら書く)
弁当 .
ドリンク .
L6-1 ニュースレター

 新聞社などに記事の掲載を依頼する場合は、プレス原稿を投函するのが慣習と思いましたので作りました。 
・数多くよせられる情報を抱える忙しい担当者に、ちょっと読んでみようと言う気になって貰いやすくする。 
・テーマとなるポイントを掴みやすくする。 
・実際の掲載原稿を作成するときの手間を少しでも省けるように参考にして頂く。 
というところです。
 実際には、投函した原稿のまま掲載されるなんてことはあり得なくて、その中から担当者が掲載記事として主題とするところを(勝手に)選び、その部分に関する文章部分を参考にして、誤字脱字、新聞掲載文章としての決め事に則った校正をして頂くことを、お任せすることになります。逆に言えば、嘘やあきらかに誤解されるようなことさえなければ、細かいところはあまり気にしなくても良いと思います。 


 
 
 
 

       2000年2月3日 

各位 
                     
コーラル・ネットワーク 
事務局 佐野日止史 

 2000年最初の国内リーフチェック(サンゴ礁調査)を、2月12日に沖縄県の西表島鹿川湾で実施いたします。ニュースレターを添付致しますので、現地での調査への同行取材、結果の取材、それらの報道をお願いいたします。 

【2000年度国内リーフチェックが2月からスタート】 
   −2月12日西表島鹿川湾を皮切りに全国10数カ所で実施− 
サンゴ礁の健康状態をチェックするリーフチェック(サンゴ礁調査)が、今年も国内ではこの2月からスタートした。リーフチェックは、毎年一定期間に地球規模でのサンゴ礁調査を行う手法として1997年から世界各地で行われており、昨年は約40数カ国で実施され、国内でも沖縄県を中心に11箇所の地点で実施された。調査データは、各国の調査チームからインターネットなどを通じて香港技術大学にある本部に集結され、地球規模でサンゴ礁の健康度を分析する。経年変化を観測して行くことでサンゴ礁の生態系やサンゴにダメージを与える要因などを究明し、自然環境保護に寄与ることが狙い。 
 リーフチェックは、経験本数が30本程度のダイバーであれば誰でも実施できる調査方法を用いており、殆どが一般のボランティアダイバーによって行われているのが特徴で、他に1名の海洋分野の科学者が調査対象種の同定やサンゴ礁の変化をより詳細に判断するなどのサポートをしている。100mの調査側線に沿ってサンゴの状態をチェックする他、共生する魚類や無脊椎生物の数量などを調査する。 
 今年のリーフチェックは9月末まで世界各地で実施され、国内では沖縄県の本島・離島周辺を中心に全国約10数カ所で予定されている。国内で2000年最初の調査地となるのは西表島鹿川湾で、前日の2月11日に10名のボランティアダイバーが小浜島に集結し、翌日の実施に備える。 
 昨年の調査では、一昨年の水温上昇で発生したサンゴの白化現象によるダメージが各地で報告されたが、どこまで回復しているかが今年の期待。 
  サンゴ礁をはじめとしてダイバーになじみの深い海の環境保護に取り組んでいる 
コーラル・ネットワークは、このリーフチェックの実施・啓発・支援活動などを行なっており、参加を希望するボランテイアダイバーや、実施チームを募集している。 
 また、2月19日には、東京有明の国際展示場で開催されるダイビングフェスティバルで、昨年度のリーフチェック結果報告会および今年度の実施説明会を行う予定。 

 

L6-2データシートへ記入するコメントの翻訳例
 

「調査概要」 
今回のRCは、冬場と言うことで透視度もよく調査状況はおおむね良好であった。前回から約半年しか経過していないが夏場と比較してサンゴ類については大きな変化はなかったが、魚類や無脊椎動物の出現状況が、若干少なかったように思われる。 

Survey conditions including visibility for this reef check were pretty good because of the season. There have been no major changes in corals since the last reef check conducted 6 months ago. However, the number of fish and invertebrates was lower than 6 months ago maybe because it was winter. 

「6mラインのサンゴ類の生息状況」 
6ヶ月前と大きな変化はなく、サンゴ類の被度は平均して20%程度であり、40種類程度のサンゴ類が混成して生息している状況であった。6mラインの特徴的な小型の枝状ミドリイシ類数種は順調に成長していた。2001年2月のRCでは、これらの枝状ミドリイシ類数種が被度及び優占種に大きな影響を与えるものと思われる。また、サンゴの白化現象および病気などによる死亡は見られなかった。サンゴ食動物による死亡もあまり見られなかった。

There has been no major change since the last reef check conducted 6 months ago. Average live coral coverage was about 20 %. About 40 coral species were identified. Small corymbose type Acropora were impressive here, and they have grown favorably. In our opinion, these Acropora will become the dominant species and change coral coverage here by the next reef check (February, 2001). No bleaching or disease was found. Little damage by shellfish was seen. 

「10mラインのサンゴ類の生息状況」 
サンゴ類の被度は平均して40%程度であり、主に岩盤に被覆するタイプのサンゴ類が多かった。なかでもキクメイシ科のリュウキュウキッカサンゴ属の一種が特に多く見られ優占していた。このリュウキュウキッカサンゴ属の一種も、板状や葉状にならず被覆状のタイプのものであった。サンゴの白化現象および病気などは見られなかった。直径30センチ程度の枝状ミドリイシ類が6個体ほどのシロレイシガイダマシの食害を受けていた。その他貝類の食害と思われるサンゴ類の部分的な死亡(10センチ平米)が数カ所見られ た。 
 

Average live coral coverage was about 40 %. Many of the coral were the rock-encrusting type. The dominant species was Echinopora lamellosa  (the rock-encrusting type, not platelike type or foliaceous type). No bleaching or disease was found. A few Acropora of about 30cm in diameter have been eaten by 6 Drupella fragum. Additionally, 
several areas of the coral, each about 10cm2, have been damaged by shellfish. 

「鹿川湾中ノ瀬6mラインのサンゴ類の生息状況」 
サンゴ類の被度は平均して20%であり、40種類以上のサンゴ類が均等に生息し優占種としてあげられるものはない(多種混合型)状況であった。出現したサンゴ類では、長径10〜20センチ、比較的小型のコリンボース状(散房花状)のミドリイシ属の数種が多く印象的であった。その他キクメイシ類、ハマサンゴ類などが見られた。また、貝類による食害が少し確認できた。サンゴの白化現象および病気による死亡は見られなかった。 

*3m 
 Average live coral coverage was about 20 %. More than 40 coral species were identified. No particular species was dominant, and each species was evenly represented.  Several species of Acropora (size 10-20cm diameter, corymbose type) were confirmed in many places,which was impressive. Favia and Porites were there, too. No bleaching or disease was found. Little damage by shellfish was sighted. 

「鹿川湾中ノ瀬10mラインのサンゴ類の生息状況」 
サンゴ類の被度は平均して40%であり、最も多く見られ被度も高かったのは、キクメ 
イシ科のリュウキュウキッカサンゴ属(優占種)であった。つづいて多く出現したのは 
キクメイシ科のキクメイシ属、ノウサンゴ属であった。また、小型のコリンボース状 
ミドリイシ類も見られたが6mラインよりも少なかった。また、6mラインと同様に貝 
類による食害が少し確認できた。サンゴの白化現象および病気による死亡は見られな 
かった。 

*10m 
Average live coral coverage was about 40 %. The dominant species was Echinopora lamellosa. 
The next dominant coral species were Favia and Platygyra. Small corymbose typed Acropora were also confirmed but fewer than were found in the 3m line survey. No bleaching or disease was found. Little damage by shellfish was sighted.