インドネシアでサンゴ礁資源管理計画を実施

[Reef Resource Management Project Implemented in Indonesia]
インドネシアの湾岸地域ならびに海洋環境は、海洋資源の浸食と減少に悩まされています。そうした環境の改善を目指して、2002年12月、アジア開発銀行(ADB)が、サンゴ礁復興管理計画(Coral Reef Rehabilitation and Management Project)に3,300百万米ドルの融資を承認しました。この融資は、破壊的な違法漁猟、砂やサンゴの採掘といった人間活動の影響を被ったサンゴ礁の復興を目的としたものです。

この計画は海洋水産省(Ministry of Marine Affairs and Fisheries)が実施しているもので、サンゴ礁生態系の復興と管理に重点を置き、長期的視点に立って行っています。サンゴ礁復興管理計画は、法人としての規模とプロジェクト管理能力をもって、地域を基盤とした資源の管理・開発重点を置くことにより、サンゴ礁資源の管理、維持能力を向上させ、また生態系を保存することにより、貧困生活を送っている現地の人々の生活水準を改善し、所得水準の改善に役立てることを目的としています。この活動は、漁業関係者、水産業関係者、ならびにリアウ地方、北スマトラ、西スマトラの湾岸地域の人々に恩恵をもたらすことを目指しています。

当プロジェクトは2009年6月までに完了する見通しです。

source:
Coral in the News back number
September 2003